ツキノワグマ
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*ネコ目クマ科 みなさん御存じのことと思いますが、ツキノワグマはヒグマのように肉食ではなく雑食性で、普段は植物の新芽や木の実などの植物性のものを食べています。手負いグマや子連れでもなければツキノワグマは通常人間に襲いかかってきませんが、恐いと考えてらっしゃる方が大多数だと思います。多少なりともクマに関する予備知識を持ちたい方は武尊山、尾瀬の各ページを御覧下さい。 上段左がクマ棚(武尊山)。これはミズナラの大木に作られたもので、林床には信じられない程多数の枝が落ちていました。クマも相当飢えていたようで、この辺りのミズナラはみんなこのような状態でした。クマが枝を折って木の実を食べ、その枝をお尻の下に敷くため出来たのがクマ棚でここで昼寝をすることもあります。葉が緑のうちに枝を折るため冬でも枯れ葉がついたままなので、よく目立ちます。 上段右は食痕(尾瀬沼)。コバイケイソウですが、新芽の頃、先っちょにかぶりついたのでしょう。コバイケイソウは人間が食べれば嘔吐、血圧低下、手足のしびれが起きるので動物もあまり食べません。コバイケイソウを食べるのは稀なケースでしょう。しかし、クマに限っては越冬による便秘解消のため、下剤代わりとしてミズバショウやザゼンソウを食べるというので、コバイケイソウを食べても問題はないのかもしれません。ただ、私の考えでは下剤代わりで春先食べるだけでなく、常食しているように思います。実を食べるのは夏ですし、わざわざ土を掘って地下茎を食べるのは秋ですから。 2段目左はブナの木についた爪痕です(武尊山)。この木にはまだら模様になるほど爪痕が残っており(高さ10m以上まで)、見た時はぶったまげました。 2段目右はクマの糞。モリモリっと快便スッキッリといったところでしょうか(尾瀬ヶ原)。山を歩いていて、まだ、湯気が出ているのを見つけた時は、背筋が凍る思いです。 3段目左はウワミズザクラの実を食べている所。食べ方は、実のなった枝の下部をくわえ、上に向かって実をしごくようにして食べます。尾瀬なのに人を警戒せず目の前で食べているのは、かなりの問題をはらんでいるといえます。 3段目右は、ちゃんと木道を右側通行しているクマ。律儀ですね〜、人間も見習いましょう。上に見えるのは見晴の山小屋。 4段目はクマはぎといってクマが爪を研ぐなどして樹木を引っ掻いたため樹皮が剥がれたもの(日光白根山)。通常は杉や檜に見られるので初め見たときシカの仕業かと思ってしまいましたが、しっかりクマの爪痕が残っていました。 |